10月18日 石北峠、丸瀬布の秋


層雲峡の紅葉は次第に終わりに近づきつつありますが、
少し足を伸ばせばまだまだ紅葉を見られるところがあります。
今日は、そんな場所をたずねてみました。





石北峠
層雲峡から39号線で北見方面に向かって約24q。
峠からは、深々と続く峰々が見られます。
大雪原生林の深い緑に圧巻!

 

石北峠を越えると、黄色や赤色に染まったこんなに綺麗な紅葉が!
まだまだ紅葉狩りが楽しめます。





武利岳(1876m)林道入口を
入っていくと、立派なナラの根元に
張りつくように生えたキノコを発見。
この時点では、同定できず。
でもおいしそう!

林道を進んでいくと、
沢沿いのヤナギの木につく
ヤナギタケを見つけ、
すかさずゲット。
大きなもので、直径15p
くらいありました。

お味噌汁に入れると
とても美味しいです。



キノコを採っていた場所の
林床にあった植物、フッキソウ。
高さ20pくらいの常緑小低木。
白く透けるような実がついていました。




ミヤマカケス
横の羽の縞々やくっきりと分かれた
色鮮やかな羽翼でわかりやすいです。
本州にいるカケスの亜種。

ドングリが好きで、土の中や木の洞に
貯蔵したりします。
しかし、取り出しわすれることもしばしば。
そんなドングリが芽吹いたりすることもあり、
カケスは森づくりに一役担っています。



エゾシカの子ども。
ベビーラッシュは大体、春。
この時期、こんな小鹿に出会えるのは
珍しいことです。
無垢な表情のバンビに出会えました。


発見!ひとことメモ





沢山のシカが岩をなめに来ているという岩場。
周囲の地質と異なり、ここだけ白い岩がごろごろ。
この地質に含まれる成分を摂取しに来ているのではと
山のリーダー ケンさん。
草食性であるシカにとって、植物だけからはなかなか
摂れない貴重なミネラル分を摂取しに
来ているのかもしれません。


紅葉やキノコ狩りなど秋の楽しみが残る場所もまだあります。
そして、ココア色の冬毛に変わったエゾシカとの出会いなど、冬の気配も同時に感じられた一日でした。


山のリーダー TOMO